令和9年に開催される国際園芸博覧会の準備及び運営のために必要な特別措置に関する法律案について質疑が行われました。

質問要旨
質問1、園芸博周辺地域における花と緑豊かなまちづくりについて
国際園芸博への国内来場者や訪日観光客に、特別な体験を提供する機会とし、賑わいと活気あるまちづくりのモデルケースになることが期待される。周辺地域においても、花と緑豊かな都市空間を整備し、博覧会と一体的なまちづくりを進めていくことが、博覧会を成功させるカギと考えるが、取り組みは如何。
宇野都市局長
質問2、博覧会周辺地域のバリアフリー対策について
国は、横浜市と連携し、会場周辺のバリアフリー化に対する支援を、開催前から取り組みを強化し、博覧会後は、SDGs成功モデルとして世界に発信し、同時に国内への横展開を図ることが重要と考える。ユニバーサルデザインのまちづくりや心のバリアフリー含め、博覧会の会場周辺のバリアフリー対策の取り組みは如何。
斉藤国土交通大臣
質問3、都市のコンパクト化が進む将来的な土地利用のあり方について
人口減少に合わせ都市を計画的に縮小していくコンパクト化が主流化する中で、博覧会開催後の会場は、レガシーとして継承・発展させつつも、まちづくりとして、農地や緑地を都市の拡大から守る土地利用の方向性が、コミュニティーや都市の快適性・魅力という観点から極めて重要である。わが国のコンパクトシティ政策の課題として、郊外の無秩序な開発規制、市街化調整区域における開発緩和等の制度を廃止する等指摘されているが、国土交通省の将来的な土地利用のあり方についてのご所見は如何。
宇野都市局長
質問4、国際園芸博への参加機運の盛り上げについて
日本における博覧会は、新しい技術等を活用し、会場のみならず会場外から博覧会に参画できる機会の実現など、Society5.0がもたらす新しい博覧会、新しい体験の提案が期待されていると聞く。開催前から博覧会と日本各地がつながり、社会が一丸となって進めていくことは、観光振興や地方創生を進める上で重要になると考えるが、そのための参加機運の盛り上げの国土交通省の取り組みは如何。
宇野都市局長