国土交通省関係の令和4年度予算の説明をお聴きし、斉藤国土交通大臣等に質問いたしました。
■質問要旨
質問1、インフラメンテナンスの生産性向上について
事後保全でなく、インフラの機能に不具合が生じる前に、計画的に修繕等の対策を行う予防保全へ転換を図ることは、コスト縮減の意味からも、極めて重要と理解する。多くのインフラを維持する市区町村においては、メンテナンスに掛かる財源、人的資源の負担が増していると聞き、点検の効率化のための技術開発への期待が高く、そのための点検要領の緩和や、新技術を活用した場合の点検の質確保に向けた対策等が不可欠と聞くが、取り組みは如何。
和田総合政策局長
質問2、ウィズコロナ、ポストコロナの観光振興について
「観光先進国」実現は、インバウンドを2020年に4000万人、2030年に6000万人とする目標値が、独り歩きする施策となっていたように感じる。ここで観光の原点に立ち返り、2025年大阪・関西万博、2027年国際園芸博覧会を反転攻勢に転じる絶好の機会として、持続可能でレジリエントな観光振興に取り組むべきと考えるが、新たな基本計画の改定前ではあるが、観光の再生と復活に向けたご決意は如何。
斉藤国土交通大臣
質問3、流域治水の地域における住民意識の醸成について
流域治水の実現には、ハード面だけでなく、ソフト面における取り組みも重要だ。災害リスクを低減する規制・誘導・移転の取り組みには、住民の理解や合意形成が欠かせない。そのような意味で、行政単位を超えた関係者の運命共同体的な意識の共有や防災文化の醸成が不可欠であると考えるが、流域治水の地域における住民意識醸成の取り組みは如何。
井上水管理・国土保全局長