二之湯防災担当大臣の所信を踏まえ、災害対策の基本施策に関する件について、質問いたしました。
委員会の開催中、11年前の東日本大震災の発災時刻の14時46分、亡くなられた方々を始め被災地に黙とうを捧げました。
質問要旨
質問1、富士山噴火の被害想定と火山防災対策について
火山爆発指数(VEI)5の宝永噴火と同程度の噴火が富士山で起きた場合、首都圏を中心として関東一円に大きな影響を与えることが明らかにされている。富士山から降ってくる火山灰への対策は、首都直下地震などと共に、重大な危機管理の一つと考えるが、対策は如何。
榊 内閣府政策統括官
質問2、複合災害への防災・減災対策について
国として、複合災害対策という問題への取り組みは如何。可能性を否定できない南海トラフ地震と富士山噴火の複合災害の対策は如何。そして複合災害という厳しさを増す状況下、更なる防災意識の醸成も、不可欠と考えるが、取り組みは如何。
二之湯防災担当大臣
質問3、災害時における帰宅困難者の対策について
政府は、被災状況に応じ、応急活動などの妨げとならない範囲で、帰宅を順次 可能とする指針を、現在、見直すことにしていると聞き、帰宅困難者への対策と地域の住民への対策を並行して進める必要性も感じているが、避難所が溢れてしまうことのない、帰宅困難者対策は如何。
二之湯防災担当大臣
質問4、災害関連死の根絶を図る対策について
関連死かどうかの行政事務の効率化だけでなく、行政が把握している情報を、ケアの現場に立つ看護師や臨床心理士等に、守秘義務を課した上で、積極的に開示し、情報の共有化を進め、関連死の根絶を図る対策の重要性を感じているが、今後の取り組みは如何。
榊 内閣府政策統括官