新年明けましておめでとうございます。
維新の改革理念と党勢拡大に対する深いご理解とご協力に心より感謝申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が縮小し、社会経済活動の再開へ舵を切ろうとするそのタイミングで、わが国でも、オミクロン株が、日常生活に忍び寄り市中感染が確認されております。いつどこで感染拡大が起きるか分からない不安の中、新型コロナの感染抑止と感染した場合の軽症化の達成が期待されます。
わが党は、昨年12月21日にコロナ対策本部を開催し、新型コロナ感染拡大のいわゆる「第5波」までに出された様々な対策に関する検証と総括の必要性を指摘しています。
水際対策を始めとする感染封じ込め対策の強化や、5歳から11歳の子どもへの新型コロナワクチンの接種に対する対応、そして3回目の新型コロナワクチン接種やワクチン接種後の後遺症に対するフォローアップの体制整備等、適宜適切な対策を政府に求めつつ、現場目線で、コロナ対応を最優先課題として取り組んでまいります。
地方分権改革は、わが党の一丁目一番地の政策です。
人口減少、少子高齢化が急速に進展する中で、いかに地域の活力を向上させるか、地方自治体が直面する大きな課題です。
世界一の「債務大国」であるにもかかわらず、新型コロナ対策を理由とした国債発行による予算増額はとどまることを知りません。国民一人ひとりの本来もつ自立の精神を奪うことになると懸念しています。
コロナ禍という非常事態が、日本社会に大きな変化をもたらしました。
地方の活性化を真に実現するため、統治機構改革の必要性を痛感し、新しい国のかたちを見つめ直す政治のリーダーシップと改革の動きを具体的に起こすことを自らに課し、行動してまいります。
文通費問題が、政治の争点となっています。
これまで維新が声を上げても、各政党やマスコミが問題化することはありませんでした。
ところが、昨年の衆議院選挙で維新が躍進し、41議席を確保する勢力となるやいなや、国会における改革の動きが一変いたしました。選挙は、民主主義の原点であると理解しておりましたが、民意が政治を動かしました。
新しい政治の流れを、維新が主導いたします。
参議院においては、最高裁判決の一票の格差是正や合区解消を含む選挙制度の見直しについて、参議院議長の下で、参議院のあり方を含め、私もそのメンバーの一人として協議を進めています。
党情報告いたしますと、昨年10月の衆議院議員選挙で、維新が独自に擁立した9名全員が議席を獲得いたしました。
本年7月の参議院議員選挙を始め、来年の統一地方選挙へとつながる政治日程の中、わが党は、全ての地域で維新という選択肢を示していく体制を構築いたします。
維新が国を動かす原動力となり、必ずや改革の歩みを前進させる覚悟を持って党勢拡大に努めてまいります。
結びに、失われた20年が続き、2030年頃から日本経済はマイナス成長になる予測があります。
デジタル化やカーボンニュートラルの目標を達成し、アフターコロナの新しい国のかたちを見据え、多様な幸せの実現できる社会を構築していくことを、政治の役割としてしっかり果たしていくことをお誓い致します。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。
令和4年元旦
日本維新の会国会議員団 参議院幹事長
参議院議員 室井邦彦