国土の整備、交通政策の推進等に関する調査を議題とする一般質疑が行われ、赤羽国土降雨大臣等に質問いたしました。
■質問要旨
質問1、リニア中央新幹線の整備の今後の動向について
リニア中央新幹線の工事費増嵩の影響から工期遅延とならないため、国土交通省の対応にかかる検討は如何。また、静岡工区の対応ついて、令和2年4月以降、「リニア中央新幹線静岡工区有識者会議」が国土交通省において開催されておりますが、有識者会議の今後の議論の進み方やJR東海と静岡県との合意形成の見通は如何。
赤羽国土交通大臣
質問2、東南アジアにおける海外インフラ投資について
これまでも海外事業は、採算性が低かったり、政策が突然変わったりするなど、リスクがあり、大規模プロジェクトのリスクを企業が負い切れないという理由から日本企業の慎重さが目立つ。そうしたリスクを企業に全て負わせるのではなく少しでも分散させることにより、わが国の海外インフラ投資の拡大に繋がることになると考えるが、リスクを分散させる方策は如何。
山上国際統括官
質問3、海上輸送の代替ルートの可能性と北極海航路の利活用について
国土交通省は、ウラジオストクからシベリア鉄道に荷物を積み替え、アジアから欧州を結ぶ、第三の輸送路の開発を目指し、「海陸複合輸送」の実証事業を展開していると聞く。海上輸送に替わる第三の輸送路の可能性は如何。
また、北極海航路は、「南回り航路」の6割程度の航行距離で、海賊のリスクも少なく、商業航路としての経済効果は大きいと考えるが、北極海航路について、今後の展開は如何。
久保田公共交通・物流政策審議官、石田総合政策局長