海事産業の基盤強化のための海上運送法等の一部を改正する法律案について質疑が行われ、赤羽国土交通大臣等に質問いたしました。
■質問要旨
質問1、海事産業の競争力強化について
製品輸送の場合は資源の輸送とは違い、貨物の出発地から利用者の受取地に至るまで、単に海上輸送業者だけでなく、実に様々な関係者が関わりながら輸送を作り上げ、サプライチェーンを形成しており、サプライチェーン全体の最適化に注意を向け対策を講じていく必要があり、海事産業の競争力の強化に対する 赤羽大臣のご所見は如何。
赤羽国土交通大臣
質問2、技術開発力等の向上を図る造船業の再生について
これまでわが国造船業は、総合重工系の大手造船企業が業界を牽引してきたが、事業規模の縮小という業界の構造変化に伴い、世界的に高い水準を誇っていた技術力や顧客ニーズに応じた設計対応力が、相対的に低下しつつあるとの指摘が上がっている。わが国の持つ技術開発力の強みを活かし、事業基盤を強化することがカギを握ると考えるが、国土交通省における造船業の再生の取組は如何。
大坪海事局長
質問3、世界経済の変化に対応した外航海運政策の進め方について
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の収束が見通せず、経済の不透明感を強く感じる。他方でデジタル化の世界的潮流が、社会・経済に変革をもたらすと予測されている。経済の著しい変化に対応した外航海運政策を打ち立てていくためには、PDCAサイクルを確保し、業界構造の転換を図ることが重要であると考えるが、目まぐるしく変化する経済に対応する外航海運政策の進め方についてのご見解は如何。
大坪海事局長