国土の整備、交通政策の推進等に関する調査のため、一般質疑が行われ、赤羽国土交通大臣等に質問いたしました。
■質問要旨
質問1、地域観光事業への国の支援のあり方について
第3波の感染拡大は、GoToトラベル事業の停止の遅れが招いたとする批判があるが、その認識の是非を速やかに検証し、変異ウイルスの感染再拡大を起こさない対策を講じておく必要があると思う。感染の広がりに応じ、地域ごとに事業の再開や中止を判断するのが、自治体任せとなっている今回の支援のあり方について経済と感染防止を両立させていく政府の考え方に合致しているのか、国の支援のあり方は如何。
蒲生観光庁長官
質問2、コロナ禍における観光産業の振興について
わが国の観光産業は、コロナ禍において極めて厳しい経営状況にあると理解しているが、どのような実態であるのか。
海外との人の往来が制限されているコロナ禍において、今後の観光需要の回復に備え、わが国の観光産業の維持を図り、成長につなげることが極めて重要と思うが、ウィズ・コロナ、ポスト・コロナの時代における観光戦略について、ご所見は如何。
赤羽国土交通大臣
旅行業界の活性化のためには、国内市場の活性化が重要であり、いわゆる団塊の世代の需要が先細りしていく中、国内旅行市場の維持・活性化のためには、若者の国内旅行を促進していく必要があると指摘されているが、観光庁として、若者の旅行参加の拡大に向け、今後の取組は如何。
蒲生観光庁長官
質問3、公共交通ネットワークの統合について
欧州の地域公共交通は運賃やチケットを中心に交通ネットワークの統合を着実に進め、その統合の効果により利用者の増加をもたらしている。
わが国においても、交通事業者、交通モードの垣根を超え利用者目線で、交通ネットワークの統合を更に踏み込んだ取組みとして進めていく必要があると考えるが、ご所見は如何。
赤羽国土交通大臣