踏切道改良促進法の一部を改正する法律案の質疑が行われ、赤羽国土交通大臣等に質問いたしました。
質問要旨
質問1、未指定のカルテ踏切の対策について
緊急に対策が必要な踏切、「カルテ踏切」1479箇所のうち、半数は未指定であると聞いた。また未指定のカルテ踏切の約9割が開かずの踏切など、立体交差の抜本的な対策が必要な踏切であると認識する。カルテ踏切の未指定分の箇所について、今回の法改正により機動的な指定が可能となる理由は如何。また未指定のカルテ踏切の対策は如何。
吉岡道路局長
質問2、災害時における踏切の長時間遮断について
災害時における踏切の長時間の遮断の対策について、今回の法改正により長時間遮断する踏切を開放するまでの制度を創設し対策の実効性が期待される。しかし災害の発災時の混乱した状況において、イメージ通り対応できるのか課題が残る。国土交通省は、関係機関との連携体制を平時より構築しておく必要があると思うが、取組は如何。
上原鉄道局長
質問3、まちづくりと連続立体交差事業の効果的な整備について
事業認可から踏切除却まで、JR中央線の三鷹駅から立川駅間の連続立体交差事業においては、関係者との調整や用地取得などにより、15年間も期間を要したと聞く。人口減少や少子高齢化が進展する社会経済状況の変化に対して、連続立体交差事業の長期化の影響によって、まちづくりの整備が進まないということがあってはならない。「コンパクトシティ」の実現等のまちづくりと連携した整備が極めて重要であると考えるが、まちづくりの面的整備と並行し、連続立体交差事業の整備を効果的に推進していくため、国土交通省の取組は如何。
赤羽国土交通大臣