小此木防災担当大臣の所信発言に対する質疑が行われ、災害対策に関する政府の対応について質問いたしました。
■質問要旨
質問1、あらゆる事態を想定した災害対策について
災害列島といわれるわが国において、災害対策の鍵は、命を守るということが基本であり、あらゆる事態を想定、最悪の状況に対応できる準備が必要と考えるが、災害対策の取組は如何。
小此木防災担当大臣
質問2、SNSの災害情報等の活用について
残念なことは、過去の災害時と同様、福島県沖を震源とする地震の発災時、SNSで差別的なデマや誤情報が拡散されたと聞いた。改めてSNSの災害情報等の活用については、デマや誤情報による混乱を回避する対策を講じておくことが極めて重要と思うが、今後の取組は如何。
青柳内閣府政策統括官
質問3、被災者生活再建支援法の制度拡充について
被災者生活再建支援法による制度拡充が図られてきたことにより、被災者の個々の実情に即した支援が可能となっていると理解しているが、度重なる家屋の損壊を被った被災者に対しては、被災者に寄り添う対策の拡充が必要と思うが、政府のご見解は如何。
青柳内閣府政策統括官
質問4、大規模な山火事に対する国の災害対応について
警察庁は、災害の対応力を上げるため、都道府県警察のヘリコプターの広域運用を強化する方針だと聞くが、今後どのような災害対応の向上を期待できるようになるのか。
警察庁 宮沢長官官房審議官
今回のような大規模な山火事に対応するには、自治体が都道府県や自衛隊等、関係機関に要請し対処するよりは、国として対策本部を設置し、関係機関が連携し災害対応に当たる必要があり、より迅速で効果的な山火事対策になると思うが、どのような体制で今回の対応が取られたのか。
消防庁 荻澤国民保護・防災部長