大臣所信に対する質疑が行われ、国土交通行政に関し赤羽国土交通大臣に質問いたしました。
■質問要旨
質問1、東京2020大会開催の意義について
子どもたちが東京2020大会の感動を心に刻み、未来が希望に満ちたものとなる大会とするため、海外一般客の受入れを断念する方針になったことで、100万枚のチケット分を子どもたちのオリパラ観戦を優先できるようにしたらどうかと思うが、東京2020大会開催の意義について、赤羽大臣のご所見は如何。
赤羽国土交通大臣
質問2、東日本大震災からの復興と震災を教訓とした防災・減災対策について
10年目の節目の年、国土交通省としての、東日本大震災の総括と積み残した課題は何か。また東日本大震災の津波災害で多くの人命が犠牲となった。震災の教訓を伝承していくことが、災害に強い地域づくりにつながると考えますが、震災の教訓を防災・減災対策にどう生かし、真の復興に取り組んでいくのか。
赤羽国土交通大臣
質問3、豪雪地帯対策における道路交通の確保について
昨年12月、群馬県の関越自動車道で、上り1,750台、下り350台の車両滞留が発生し、今年1月にも、福井県の北陸自動車道で、最大約1,600台の車両滞留が発生した。大雪時の道路交通への障害を減少させるため、取組を強化してきたにもかかわらず、大規模な車両滞留が繰り返し発生することになった原因は何だったのか。また、大雪時の道路交通対策の更なる必要性を感じますが、今後の取組は如何。
吉岡道路局長
質問4、気象予測等に向けた取組と情報の提供のあり方について
気象庁は、線状降水帯の予測精度を向上させるため、海上保安庁と連携し、気象観測・監視体制を強化すると大臣所信にある。線状降水帯の予測精度が向上し、今後どのような防災情報の提供が可能となるのか。また線状降水帯の情報が、避難行動等の効果的な判断に結び付くよう、情報提供のあり方が重要になると思うが、取組は如何。
長谷川気象庁長官
質問5、鉄軌道のホームドアの整備促進と転落防止対策の強化について
優先整備の対象となっている10万人以上の駅における、ホームドアの整備の進捗状況は如何。また、令和元年度におけるホームからの転落件数は2,925件であり、このうち視覚障害者の転落は66件に上っている。ホームドアの整備されていない駅において、視覚障害者がホームから転落しないようする対策強化のため、国土交通省の検討状況は如何。
上原鉄道局長