参議院国土交通委員会におきまして、無人航空機等の飛行による危害の発生を防止するための航空法及び重要施設の周辺地域の上空における小型無人機等の飛行の禁止に関する法律の一部を改正する法律案に関し、質疑が行われ赤羽大臣等に質問いたしました。
■質問要旨
質問1、無人航空機の登録制度の実効性の確保について
今回の法改正により、無人航空機の登録制度が創設されますが、200グラム未満のものは、航空法においては無人航空機として分類されないため登録対象外となりますが、小型の機体も含めできるだけ広く対象とすべきとする考え方や、登録記号を表示しなければ、飛行させてはならないこととなりますが、リモートIDで機体情報を識別できるようにすることが有用であるとする見解等も含め、登録制度の実効性を確保するため今後の取組は如何。
赤羽国土交通大臣
質問2、無人航空機の飛行にかかる利便性の向上と手続きの簡素化について
本法律案では、国土交通省令で定める一定の類型に当てはまる場合には、個々の無人飛行機の飛行について許可・承認を求めないこととし、規制の合理化を行うこととしております。飛行の安全確保を確実に担保できる制度の確立が前提となりますが、利用者の利便性の向上と手続きの簡素化に向け、今後の取組は如何。
和田国土交通大臣政務官
質問3、自然災害時における空港管理者の対応の強化策について
平成30年の台風21号や令和元年の台風15号の教訓を踏まえ、自然災害が空港等の機能の維持を損なう事態に対し、空港等の防災力強化のための措置が講じられてきたと承知しておりますが、どのような措置が講じられてきたのか、そして、改めて法律上明確に規定することによる効果は如何。
和田航空局長