参議院国土交通委員会におきまして、持続可能な運送サービスの提供の確保に資する取組を推進するための地域公共交通の活性化及び再生に関する法律案等の一部を改正する法律案について質疑があり、国土交通省に対し質問いたしました。

質問要旨
質問1、地域公共交通計画作成における都道府県と複数市町村の連携について
人口が少ない市町村を始め、地方公共団体における地域公共交通分野の人材や組織体制が不足している状況下、都道府県と複数市町村が、それぞれの地域の実情に応じて連携・協働し、広域的なマスタープランを作成するよう促進することがより効率的・効果的と考えるが、地方公共団体への支援は如何。
瓦林公共交通・物流政策審議官
質問2、地域公共交通利便増進事業にかかる 協議の円滑化について
利用者の利便を増進するために、複数の乗合バス事業者等による共同経営が可能となる一方で、協議等に多大な時間を要し、関係者の手続きにも負担が生じることが懸念されますが、地域公共交通利便増進事業にかかる協議の円滑化を図るため、市町村への支援は如何。
瓦林公共交通・物流政策審議官
質問3、地域旅客運送サービス継続事業の実施体制の強化について
路線バスやコミュニティバスの廃止に際しては、原則6ヶ月前に届出をする必要がある一方で、廃止届出がなされてから6ヶ月間では、代替する旅客運送サービスの継続に向けた議論を行うには、十分な期間が確保されていない。地域旅客運送サービス継続事業の円滑かつ確実な実施を担保する必要から、地方公共団体、交通事業者等の地域の関係者が、継続的に情報共有や、協議等を行い、また、地域住民等に対しても、継続的に情報提供することが重要であると考えるが、運送サービス継続事業を実施する上で、その仕組みの実効性は如何。
瓦林公共交通・物流政策審議官
質問4、MaaS関連のデータ連携の推進について
MaaSに関するデータの連携を円滑、かつ、安全に進めるため、事業者間のデータ連携の共通基盤となるデータプラットフォームを整備する必要があると考えるが、その整備に向けた取組は如何。
瓦林公共交通・物流政策審議官