参議院国土交通委員会におきまして、道路法の一部を改正する法律案について質疑が行われ、赤羽国土交通大臣等に質問いたしました。
■質問要旨
質問1、過積載等の違反車両の対策強化について
今回の法改正により、デジタル化の推進により登録車両が即時に通行できる制度が導入されるが、他方で特殊車両の約3割が過積載車両という実態にある。
新たな通行制度導入による手続きの簡素化が、過積載等による違反車両の増加を誘引させないよう、特殊車両による過積載等の違反車両の対策は如何。
赤羽国土交通大臣
質問2、賑わいのある道路空間の活用に向けた合意形成の仕組みについて
今回の法改正により、歩行者利便増進道路を指定する制度が導入されることとなるが、賑わいを目的とした空間活用を図るため、空間を活用する者と地元住民や、関係行政機関等との協議・調整が難航するといった課題が指摘されており、そうした関係者との協議・調整を円滑に進めることが重要であると理解するが、賑わいのある道路空間活用に向けた合意形成の進め方は如何。
池田道路局長
質問3、災害対応を担う地方公共団体との連携について
災害からの復旧・復興においては、地方公共団体による道路啓開や災害復旧が、大きな財政負担となる一方で、迅速な復旧が望まれている。
今回の法改正により、国による地方管理道路の権限代行制度が拡充されることとなるが、災害の権限代行が迅速かつ円滑に機能するためには、発生直後の道路啓開や災害復旧等を担う地方公共団体とのネットワークづくりが必要であると考えるが、取組方針は如何。
池田道路局長