防災担当大臣の所信の発言に対し、武田大臣等に質問いたしました。
■質問要旨
質問1、想定外の災害発生時における危機管理について
新型コロナウイルス感染症対策では、感染拡大を抑える危機管理が重要となっている。今回の感染症対策を教訓に、国民の生命と暮らしを守る自然災害への 危機管理対応が求められます。想定外の災害が発生した場合でも、対応が後手に回らないよう対策を講じておく必要があると思うが、ご所見は如何。
武田防災担当大臣
質問2、大規模地震・津波災害の応対方針について
現在想定されている切迫性の高い首都直下地震や南海トラフ地震を始め日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震等の大規模地震の被害想定は、防災対策にどう生かされているのか。中央防災会議では、大規模地震・津波災害が発生した際に各機関が取るべき行動内容を定めた「大規模地震・津波災害応急対策対処方針」を、平成29年12月に決定し、令和元年5月に改定いたしました。大規模地震・津波災害発生時の 応急対策活動を「応対方針」に統合し、その災害対応能力の向上にどう生かされているのか、主なポイントは如何。
青柳内閣府政策統括官
質問3、大規模災害時のサプライチェーンの確保について
大規模災害時におけるサプライチェーンのリスク管理については、首都直下 地震や南海トラフ地震が発生した場合、事前にそのリスク対策を講じておく 必要があると思うが、政府の取組みは如何。
大規模地震発生時には、国は、「プッシュ型支援」を実施しており、国はこれら物資調達・供給の実施にあたっては、通常の民間経済活動として行われる生産・流通体制の早期回復に十分配慮して行う必要があると考えられるが、具体的な物資調達・供給の支援のあり方は如何。
経済産業省 春日原大臣官房審議官、青柳内閣府政策統括官