台風15号、台風19号、10月25日の豪雨災害等の暴風雨が、日本列島を広範囲に襲い、河川氾濫や土砂災害など甚大な被害をもたらしました。参議院災害対策特別委員会におきまして、武田防災担当大臣兼国土強靭化担当大臣に質問いたしまた。

■質問要旨
質問1、災害時の電力インフラ等の機能確保について
千葉県における台風被害による停電の解消に、1か月もかかってしまったということは、昨年発生した一連の災害の教訓が活かされておらず、地方公共団体や事業者等に、次の災害に備える対策強化が図られていなかったと理解せざるを得えませんが、大臣のご所見如何。
質問2、防災意識社会の構築について
地域の防災力を高めるためには、住民が市町村と連携しながら、自助・共助による自発的な防災活動を推進する必要があると理解しておりますが、市町村に対しどう取組如何。
また、国民の防災に関する意識向上を図るためには、学校現場における防災教育の推進が、地域全体で防災意識を高める効果的な取組と理解しており、取組如何。
質問3、ボランティア活動の環境整備について
国や自治体では手が届きにくい被災者支援を、各地域において、行政、ボランティア、NPO等三者の連携体制を平時から構築することの重要性を痛感しておりますが、今後、どのように取組を強化していこうとしているのか。
質問4、国家百年の大計としての防災・減災対策について
厳しい財政制約の下、巨費を投じて二度と同じ災害を繰り返さない対策を講じるよりも、安全・安心な場所へ移転する選択肢を取ることの方が、国家百年の大計としての国土  強靭化にかなうように思いますが、武田大臣のご所見をお聴きいたします。