旧年中はお世話になりました。

維新の会にお寄せいただいております大きな期待と信頼にお応えしていけるよう、引き続き頑張ってまいります。

昨年は、参議院で議員立法を提出できる議席数を確保することができました。維新でなければできない改革を101本の法案にまとめ、国会へ提出いたしました。

法案審議に対し各党へ理解と協力を求めました。残念ながら審議していただく機会をつくることができませでしたが、我が党は、自らできることは、他党に先がけ実践することとしています。
平成29年1月より党所属の議員歳費から2割削減し、毎月18万円を被災地支援に充てる独自の取組を始めました。政策を一つひとつ実行に移していくことにより、国民の信頼を得ていきたいと思います。

さて、平成28年10月26日に発表された国勢調査の確定値で、平成27年の人口は、平成22年の前回調査と比べ減少し、大正9年の調査開始以来、初めて人口減少を記録しました。世界に先駆け本格的な人口減少社会に突入し、30年後の平成60年には1億人を割り、約9,931万人にまで減少すると見込まれています。さらに平成37年には、全ての団塊の世代が75歳以上となり、本格的な高齢社会の到来となります。

毎年、国の予算編成時に社会保障費の伸びが問題になっております。そのような中で、団塊の世代が健康づくりに取組む意義は大きいと思います。「健康長寿」をテーマに、健康づくりに向けた意識改革を団塊の世代へ広く呼びかけ、医療費削減に貢献していきたいと考えています。

また憲法改正については、教育無償化、統治機構改革(地域主権)、憲法裁判所の設置を柱として、維新が議論を主導し、国会審議の活性化を図ってまいりたいと思います。

東京は一国の人口と経済規模を擁していますが、東京と大阪の二つのエンジンが、日本経済を牽引していく二極構造に転換させていく統治機構改革を目指しています。

その布石となる今夏の東京都議選に向け、我が党は9名の第一次公認候補予定者を発表いたしました。また、大阪と並び最重点地区の兵庫では、梅村聡氏(兵庫県第1区)、市村浩一郎氏(兵庫県第6区)、三木圭恵氏(兵庫県第7区)、3氏を衆議院支部長として選任しております。

結びに、皆様方の益々のご健勝とご多幸をご祈念申し上げ、年頭に当たるご挨拶にかえさせていただきます。

平成29年 元旦

日本維新の会 参議院幹事長
兵庫維新の会 代表 室井邦彦