-DSC_0254-DSC_0276「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案」の代表質問

広島市では、平成11年6月に死者・行方不明者32名を出す土砂災害が発生していました。今回の被災地となった八木地区は、かつて、蛇が落ちるように山肌を水が流れた悪しき谷として「蛇落地悪谷(じゃらくじあしだに)」と呼ばれ、水害による大被害が頻繁に起こり、その土地に居住することに警戒を促す伝説がありました。しかし、近年、人口増加や都市化の進展に伴い、成果主義という経済優先の社会構造に転換していく過程で、先人の警鐘は忘れ去られ、山すそにまで宅地開発が進むようになりました。そのつけが、同時多発的に甚大な被害をもたらす土砂災害を引き起こす結果になってしまったと考えられ、政策の遂行にあたり、先人の言い伝えに耳を傾け、尊い教訓として生かしていかなければならないということを発言いたしました。