立候補に当たり、ご挨拶。
自然との共生が人類にとって大きな進歩につながります。
東京電力福島第一原子力発電所の事故を契機に、原子力の安全性について疑問を呈することとなりました。
我が国には三千に及ぶ活断層が存在し、世界一の地震国、火山国という自然条件であるにもかかわらず、54基の原発を建設しつづけてまいりました。
原子力に依存し生活の快適さや利便性を求めてきた経済優先の視点を、ここでもう一度見つめ直さなければなりません。
原発事故の教訓を踏まえるならば、たとえ様々な苦難が伴い困難に直面しようと、原発依存度を減らし再生可能エネルギーへの移行と省エネルギーの取組みを強化することが、私たちに求められていることでないでしょうか。
太陽光発電、風力発電、地熱発電等の技術開発を始めグリーンイノベーションの推進並びにEEZ内における海洋地下資源の開発は、資源国としの可能性を秘めており、雇用を含めた産業構造の転換や新しいエネルギー供給の在り方、更に新しい生活の在り方をも創出し、我が国の新しい産業の育成や経済発展につながるものと確信しています。
私は、三十数年にわたり政治に携わってまいりました。その経験と感性を生かし、今こそ大きなテーマとしてグリーン政策を掲げ、精力的な活動を進めて行きたいと考えます。
父・室井兵衛は、福島県南会津郡下郷町出身で第22期陸軍士官学校卒業の職業軍人でありました。終戦後、生きて日本に帰り、戦没者の鎮魂のために「下郷殉国史」として記録を編纂し恩給を充てて本を制作いたしました。下郷町のご遺族の皆様へ謹呈させていただき、国立国会図書館に蔵書として保管されております。
会津を愛し故郷の人々の幸せを願い、下郷町のために貢献した父を尊敬しています。実は、私の系譜をたどると福島県の会津なのです。
インターネット選挙の解禁に当たり、ホームページ上に言われなき誹謗中傷が書き込まれております。
「夫婦で熱心な統一教会の信者」と言われることに疑問を感じます。
参議院議員在任中のこの6年間に、関係する案内状が届けられたり会合等へ参加したという覚えが一切ありません。
皆様の常識あるご判断にお任せ致します。
平成25年7月4日
参議院比例代表候補者
前参議院議員 室井邦彦